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私は長い事、美術史を勉強するに抵抗感がありました。先入観を持つのがいやだったんです。でも、パリの街や美術館を案内する機会の多い中、何も知らないでただ美しいだけでは話にならないので、美術の会に参加をして勉強をするようになったのです。 が、時として歴史的、宗教的事実は夢や理想を壊して現実を突きつけてきます。 その歴史的事実が当時の人たちの生活の中でどう思われていたかというのは文章や芸術として残らないので、出来事の事実と残された文献から現代の考え方で当時の事をわかろうとすることしかできないのですが・・・研究家はいつだってあまり明るく楽しく美しく歴史を語らない気がします。。。 ライフログで紹介している‘職業別パリ風俗’と言う本も、パリで生活していて感じた文化や習慣の違いが、こんな歴史的な長い流れの中で作られてきたことだったのかと理解できるので、とっても興味深いです。でも、 でも、なんか楽しくないんです。 私はパリのファッションスクールに通っていたのですが、当時、父の関係で話をしたフランス人のおじさんに、鼻で笑われたんです。‘ああ、お針子養成学校でしょ。’って感じに。。。 それから数年、バルマンのオートクチュールのアトリエでスタージュする機会がありましたが、そこで働くクチュリエ(お針子さん)たちは、とっても楽しそうでした。この世界も高齢化していて、60歳をすぎたおばあさんたちが一番テクニックの技術も高く、美しいものを作っていましたが、彼女達の口癖は、‘昔、私達が娘さんだったころは、クチュリエが花形の職業で、窓からモンテーニュ通りを見下ろすと私たちクチュリエをナンパしようと待っている若者達がたくさんいたのよ~。’と口をハートにしながら話していました。 私はてっきりクチュリエと言うのは今で言うスチュワーデスみたいな存在なんだろうと思っていましたが、このパリ風俗を読んでがっかり。。。 若い娘さんが田舎から出てきて屋根裏部屋で一人暮らしをしながらお針子として働くのは、身分が低い女性で、パリ大学に通うお坊ちゃま学生の格好の獲物だったようです。。。 でも、このことを知って、はじめてなんでフランス人のおじさんがファッションスクールを馬鹿にしたのか、なんでファッションを専攻しているというだけで男性に硬いイメージが無いのか、なんとなく分かりました。 今では、ファッションスクール出身者のフランス人がジャンポールゴルチェのように有名になっているので、時代は変わって、手に職を持つ女性を馬鹿にする人フランス人はいないでしょうね。 今日の写真は本文とは何も関係ありませんからね。あしからず。 一日一回のクリックでブログランキング に投票できます。 あなたの一票をお願いします!!人気blogランキング JUNNAのハンドバックHPはこちら。☆☆☆JUNNA PARIS ☆☆☆
by junnaparis
| 2006-08-15 01:00
| パリの出来事
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