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名古屋には、熱田神宮という、由緒正しい?神宮があります。 宝物展が開催されているので、見てきました。 けど、展示されているのは、古い書が中心で、よくわからないね、といいながら見ていたら、たまたま近くにいた 学芸員が説明をしてくれました。 彼は、先日見た博物館の 学芸員とは違いとうとうと自分の考え方を交え流れ説明してくれるから、よくわかって面白かったわ。 あのね、この熱田神宮の地域には、昔々勢力の強い豪族が住んでいて、その証拠に、熱田神宮の近くには、断夫山古墳という東海地区最大の大きさの前方後円墳があるの。 その豪族の村の占いをしたりする場所が、後に熱田神宮になるの。 ヤマトタケルノミコトが名古屋で打ち破れ、三種の神器の一つである剣を残したから、 その処遇に困って、熱田神宮に奉ったのがそもそもの始まりなんだって。 歴史ってそんな昔から続いているのねぇ。 その、三種の神器の剣は、私の高校時代、収めている箱を空けたら石が詰まっていたとか、っていう噂が流れて、てっきりそうだって思ってたら、戦前に誰かが確認をして封印をしているから、’確かにある!’んだって。 一回は、戦争中、疎開していたとき。 一回は、昔、新羅のお坊さんが盗み出して国外に持ち出そうとしたとき。 このとき、三種の神器の力が働き、船が難破したりいろいろと困難にあい、新羅のお坊さんは観念して、今の大阪あたりに剣を返したの。で、返された人は困って、とりあえず天皇に渡したら、’そんな大事なものが盗まれるなんて、熱田神宮の監督不行き届き!’ということになり、天皇さんが保管することになったんだけど、19年後、天皇さんが病気になったとき占いで、’剣を熱田神宮に帰してないからその恨みから病気になっている。’とでて、めでたく熱田神宮に帰ってくることになったの。 そのとき、三種の神器と、熱田神宮が約束を交わして、’年に一回は必ず剣を天皇さんのほうに向ける。’ということから、今でも毎年5月に剣を西の門の2階に上げて、当時天皇さんがいた京都のほうに向けるお祭りがあるんだって。 それから、当時の熱田神宮の神主さんは剣が天皇家から帰ってくることを喜びたかったけど、天皇さんの手前、大きな声で騒ぐわけにもいかないから、その日をお祭りの日にして、今でも5月に、みんなで剣を収めてある箱の周りを囲み大声で笑う、というお祭りもあるんだって。 面白いね。名古屋に20年近くすんでいたのに、ぜんぜん郷土の歴史を知らなかったよ。 明治になってから、熱田神宮の格を高めるため、昔の建物から、格の高い建物に立て替えたんだって、その上、戦争で名古屋は丸焼けになっているから、今の建物はそんなに古くないみたい。 パリの教会は、夜になると閉まってしまうけど、熱田神宮は夜でも参拝できるから、気分を変えたいときにぜひ寄ってみては?熱田の森は、街のあわただしさを忘れさせてくれるわよ。 ☆☆☆ JUNNAPARIS☆☆☆ 人気blogランキングへ
by junnaparis
| 2005-10-19 17:01
| 名古屋の街角
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