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太陽が昇ってきて、大分って言うか、すっごく暑くなってきたの。 ルクソールの3月の平均気温って10-27℃なんだけど、この日は例によって異常気象で、 直射日光の下ではゆうに35℃を超えていたよ。 今日のガイドさんと一緒に。 23歳の女の子だったの。 なんか、こちら向いてるのか後姿なのかわかんないよね。ペンギンみたい。 エジプトで初めて女王になったハトシェプスト。 最初は幼いトトメス3世の摂政だったけど、結局自分がファラオになってんて。 権力を表す為に、自分の姿を彫像にして何体も柱に並べて、祭殿の門を飾っている。 歴代のファラオにならって、自分の姿を神聖化したんだけど、 やっぱり女性だっていうことは伝えたかったみたい。 像の見た目は男性の力の象徴で、顎鬚は王権の象徴だけど、 顔色は赤く塗ってあって、頬骨も高く、すごくやさしい穏やかな表情なの。 この女王様は貿易に力を注いだ人で、香料や材木なんかをソマリアやレバノンから仕入れていたんだって。 壁画にも描かれている通り。 水の乏しい土地で、わざわざ水を引いて、 この祭殿の前庭に花や木いっぱいのオアシスを実現していたらしい。 女ファラオの顔はやっぱりなんとなく優しい感じに描かれているでしょ。 白いふぁさっとしたのがパピルスで、北のデルタ地帯の下エジプト、オレンジの花弁が見えるのがハスの花で、南のナイル川上流の上エジプトの象徴だったんだって。 壁画もたくさんあって色も残ってるの。 上に、うねっくす うねっくす っているのが下エジプトの象徴のコブラで、 下の ばさぁ~ ってしたはるひとが上エジプトのハゲワシ。 天井のお星様は空と宇宙を表してるらしいよ。 そういえば、ルクソールって古代にはテーベの都って呼ばれていたの。 この絵はテーベが上下に分かれていたエジプトを統一して支配していた事が描かれている。 左が太陽神のラー神で、右がアメン神。 今までの首都だった上エジプトのメンフィスで最高神だったラー神に捧げ物をしている下エジプト、テーベのアメン神。 首都が変わると各地に昔からある神々を習合させて臨機応変に変化していったんだって。 神様って意外と柔軟なのね。 ハトホル女神の礼拝所が祭殿の横にあって、 そこの柱には牛の耳をして、角と太陽円盤を持った女神様の顔が彫ってある。 ハトシェプスト女王って、今結構話題の人らしい。 最近になって彼女だってCTスキャンやDNA分析装置でわかったミイラがあるんだって。 抜けた歯が見つかって、それが歯茎の形と一致したの。 女王は身長165cmで太り気味。歯肉炎、関節炎、骨粗鬆症、糖尿病なんかを患っていたって。 昔から病気って一緒なんだね。 これは、ツタンカーメン級の、世紀の大発見なんやて。 後で知ったんだけど、ここって1997年に日本人観光客も巻き込まれたテロの現場だったんだって。 ひえ~恐ろしぃ~!! 一日一回のクリックでブログランキング に投票できます。 あなたの一票をお願いします!! 人気blogランキング JUNNAのハンドバックHPはこちら。☆☆☆JUNNA PARIS ☆☆☆
by junnaparis
| 2008-03-28 00:12
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